クレジットカードの入会審査の基準とは？
審査期間、必要書類について分かりやすく解説

クレジットカードは希望すれば誰もが持てるわけではありません。クレジットカード会社による入会審査が行われ、その審査基準を満たしてはじめてクレジットカードを持つことができます。

入会審査がある理由は、クレジットカードが信用の上に成り立つ後払いのサービスだからです。クレジットカード会員としての入会基準を満たしているか、クレジットカードを正しく利用できる能力があるかなど、クレジットカード会社は、申込みがあった段階で返済能力や信用情報などを事前に調べて入会審査をしています。

審査基準や手続きの流れはクレジットカード会社やクレジットカードの種類によって異なりますが、大まかな流れは以下の通りになります。クレジットカード会社にとって、申込者に信用力があるかどうか、問題なく利用できるのかどうかを段階的に判断していきます。

カード発行までの流れ　（アプラスの場合）

1.　インターネットでお申込み 

(１) 会員規約などに同意
会員規約などを確認して、同意のうえ申込みます。確認したことのチェックを求められることがあります。

(２) お客様情報の入力
氏名や連絡先など必要事項を入力します。
アプラスから、お申込み内容について問い合わせが入る場合があります。連絡先の電話番号、メールアドレスの入力に誤りがないよう注意しましょう。

(３) お支払い口座登録手続き
以下の対象金融機関に口座をお持ちの方は、オンラインでお支払い口座設定ができます。口座振替依頼書を返送する必要がないので、オンライン上で手続きが完了します。

【対象金融機関】
　SBI新生銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、住信SBIネット銀行
　ゆうちょ銀行、みずほ銀行、信用金庫（一部ご利用いただけない信用金庫がございます）
　労働金庫、地方銀行（一部ご利用いただけない地方銀行がございます）

対象金融機関に口座をお持ちでない方、郵送での手続きを希望される方は、後日、アプラスから口座振替依頼書が郵送されるのを待ってからの手続きになります。
その場合、クレジットカードの発行までに時間がかかることがあります。

(４) お申し込み完了
お申込み完了メールが届きます。

2．審査・発行手続き

入力内容をもとに所定の審査のうえ、入会手続きが行われます。

3．クレジットカードの発行

審査の結果、クレジットカードの発行が承認されるとクレジットカードが送付されます。なお、クレジットカード発行が否決となった場合には、書面等でその旨が申込者に伝えられます。

クレジットカードは、即日発行されるものもあれば、発行まで1－2週間かかることもあります。発行までの期間が異なる理由には大きく3つの要素があります。

第一は、申込書類の郵送手続きの有無による違いです 。インターネット上で本人確認やお支払い口座登録まで済ませれば、郵送でのやり取りが不要になる分、発行までの日数を短期化しやすくなります。インターネットで登録できる金融機関には限りがあるので、あらかじめ対象となる金融機関を確認しておくとよいでしょう。

第二は、申込むクレジットカードのランクによる違いです。ゴールドカードやプラチナカードなどいわゆるランクの高いクレジットカードは、一般のクレジットカードに比べて審査が長期化する傾向があります。これらは一般カードよりも利用限度額やポイント還元率が高かったり、特別な付帯サービスがあったりと、特典が多いクレジットカードです。そのため、持ち主をより厳しい審査基準で選ぶ必要があります。

第三は、クレジットカードの受け取り方法による違いです。クレジットカードは申込後、審査を経て郵送で受け取りますが、クレジットカード会社によっては店頭で即日発行を謳っていることもあります。店頭受付では、審査が無事に通過すればクレジットカードをその日のうちに店頭で受け取れる場合もありますが、クレジットカードは後日店頭受け取り、後日郵送で受け取りなど、さまざまなケースがあります。あらかじめ受け取り方法についても確認しておくとよいでしょう。

本人確認書類

クレジットカードは、申込者の属性や信用情報に基づいて発行されて、クレジットカードの名義人だけが利用できる大切なものです。他人による成りすましがあってはならないため、クレジットカードの発行にあたっては本人確認書類がとても重要になります。本人確認書類としては、運転免許証、パスポート、健康保険証、マイナンバーカード、住民票の写しなどがあります。それぞれの書類は有効期限などについても細かく決められています。クレジットカード会社ごとの規定に従って用意しましょう。

年収証明書類

クレジットカードの審査においては、申込者の返済能力も大切な審査基準です。申込者に安定収入が無い場合には、配偶者や親の収入などで判断される場合もあります。年収証明書類については誰もが提出を求められるわけではありませんが、必要といわれたときには速やかに用意しましょう。年収証明書類には、源泉徴収票、支払調書、所得証明書、給与明細、確定申告書、納税証明書などがあります。

お支払口座の登録

クレジットカード会社が指定した所定の金融機関に口座をお持ちの方は、インターネットからの申し込み時にお支払口座の登録ができます。お支払い口座を登録しておくと、後日、口座振替依頼書を返送する必要がないため、オンライン上で手続きが完了します。

対象の金融機関に口座をお持ちでない方や、郵送での手続きを希望される方は、後日、口座振替依頼書が郵送されてくるので、必要事項を記入して返送しましょう。